隠れ蓑〜Another story〜


まさか、、あんなに紳士な津川さんが??


そんな話を聞いたこともなければ、私の知る彼からは想像も出来ない。





いつだって優しくて、大人で、余裕があって、それでいて紳士的な津川さんしか知らない。



昨日だって社食でお昼をご馳走になって、お昼の時間を一緒に過ごした。

たわいも無い日常会話をして、その場で別れただけで何もない。








「、、ねぇ、、本当に抱かれた事ないの?」


信じられないといった表情を浮かべる莉子ちゃんの質問に大きく頷いた。

すると急に項垂れて顔を手で覆った莉子ちゃん。










「、、じゃあ晶帆に本気なんだ、、あの人。そうじゃないと説明がつかない。」



ボソボソと小声で何かを呟いているが、声が小さすぎてよく聞こえない。



「え?何?」

「うんや、、なんでもない。取り敢えず、大事にされてるのね?」

「うん、、大事にしてもらってるよ。何かあったらすぐ助けて貰ってるから。」

「そう、、なら一先ず安心した。それで?晶帆はどうなの?津川さんの事、どう思ってるの?好きだったりする、、?」





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