恋愛初心者です、お手柔らかに?
「それは、早く営業さんに書類渡したいからね。私は事務作業が早いからそれに徹する。手が早いだけってだけで偉くなんかないよ。私からからしたら、齋藤君みたいに、人とすぐに仲良くなれる能力持ってる方が凄いなって思えるし。私はそれに対して、ソツなくフォローしたいだけだよ」
「…ぱ、…きだわ」
「ん?どうしたの?」
「いや、何でもないです。また書類お願いしますね。そんな永山さん、男前ですよ!じゃ!」
「ちょ、男前って、どうしてよ!」
この時、私は最後に齋藤君が何を言ったのか、聞こえてなかった。
でも、あの時私は、笑って男前ですよ!って言った齋藤君に恋してしまった。
何故だか分からない。
そんな風に私を見ていてくれたんだ、って事。
認めてくれたって事なのか…
あれから長い片思いが始まった。
始まりは、いつも急なのかもしれない。齋藤君もちょっとした事から始まってた。
それが、一つになるのに、長い長い時間がかかった。
話終わると、思い出したように、齋藤君は笑い出した。
「あの時か…あれさ、気がついてた?佐々木さんや白石さんに負けたくなかったんだよね、俺」
「負けたくなかった?何が?」
「俺、白石さんがあの頃から、絢の事好きだったの知ってたし、佐々木さんの事を絢が好きなんだって思ってたこら…」
「嘘…」
「…ぱ、…きだわ」
「ん?どうしたの?」
「いや、何でもないです。また書類お願いしますね。そんな永山さん、男前ですよ!じゃ!」
「ちょ、男前って、どうしてよ!」
この時、私は最後に齋藤君が何を言ったのか、聞こえてなかった。
でも、あの時私は、笑って男前ですよ!って言った齋藤君に恋してしまった。
何故だか分からない。
そんな風に私を見ていてくれたんだ、って事。
認めてくれたって事なのか…
あれから長い片思いが始まった。
始まりは、いつも急なのかもしれない。齋藤君もちょっとした事から始まってた。
それが、一つになるのに、長い長い時間がかかった。
話終わると、思い出したように、齋藤君は笑い出した。
「あの時か…あれさ、気がついてた?佐々木さんや白石さんに負けたくなかったんだよね、俺」
「負けたくなかった?何が?」
「俺、白石さんがあの頃から、絢の事好きだったの知ってたし、佐々木さんの事を絢が好きなんだって思ってたこら…」
「嘘…」