捕まえました。
何か問題でも?と言う眼差しがなんとも憎たらしい。

「なんなら一緒に入ります?」

「入りませんっ!」

アハハッと笑って茶化している彼は、私が今朝会った彼と同一人物か?

かなり癖のある変貌ぶりに困惑している。

しかしながら、笑っている彼の表情は嫌いじゃない。

むしろギャップなのかもしれないが、飄々としていた時より人懐っこい印象だ。
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