水月。
「だが、ガリラ船に賭けてみるのも悪くない。

オールドルナの惑星全土が緑化できるだけのシードバンクだ。
わたしは期待しているよ」

とU博士。

わたしは故郷の荒れ地を思い出した・・・

草原のなかの街・・・


そんなことが可能なのだろうか?

「だが、D機関が存在を確認しない限りガリラ船は現れない。
無限演算とはそういうものだからだ」

「収束ね」とあたし。


U博士は同意する・・・
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