無愛想な同期の甘やかな恋情
面接官が引くほど熱弁を奮い、結果、国内最大手のうちの会社に、めでたく入社することができた。
熱意が伝わったのか、私は希望した商品企画部に配属された。
仕事を教わりながら、毎日毎日化粧品のことを考えていられる幸せ。
最初の数年は、当然ながら何度も企画落ちした。
先輩たちに『企画が通るようになるまで最低五年は修行だよ』と言われたけれど、自分なりに自信をもって挙げた企画だから、悔しくて泣いた。
アイデアが浮かばない時は、苦しんで焦ることもあるけれど、私はこの仕事が大好き。
この会社で、私は新しい魔法のアイテムを創り出す。
変わらない夢を追って努力に努力を重ねて、三年目で初めて企画が通った。
それが、『AQUA SILK』というブランドの起ち上げに繋がった。
社内の各部署から精鋭メンバーを集めた『AQUA SILK』チームが発足して、私は企画主任という肩書をもらった。
最初はファンデーションの商品化から始まった。
売上が安定して、社の業績に貢献するようになり、昨年から口紅やアイシャドウの開発にも力を入れ始めたところ。
これからも、ブランド展開は無限に続く。
これが私の天職!と自信をもって胸を張れるようになったのも、最初の商品化を一緒に実現してくれた穂高君の力が大きい。
だから、本当を言うと、彼とは少しでも仲良く、くだけた付き合い方をしたい気持ちはあるのだけど……。
熱意が伝わったのか、私は希望した商品企画部に配属された。
仕事を教わりながら、毎日毎日化粧品のことを考えていられる幸せ。
最初の数年は、当然ながら何度も企画落ちした。
先輩たちに『企画が通るようになるまで最低五年は修行だよ』と言われたけれど、自分なりに自信をもって挙げた企画だから、悔しくて泣いた。
アイデアが浮かばない時は、苦しんで焦ることもあるけれど、私はこの仕事が大好き。
この会社で、私は新しい魔法のアイテムを創り出す。
変わらない夢を追って努力に努力を重ねて、三年目で初めて企画が通った。
それが、『AQUA SILK』というブランドの起ち上げに繋がった。
社内の各部署から精鋭メンバーを集めた『AQUA SILK』チームが発足して、私は企画主任という肩書をもらった。
最初はファンデーションの商品化から始まった。
売上が安定して、社の業績に貢献するようになり、昨年から口紅やアイシャドウの開発にも力を入れ始めたところ。
これからも、ブランド展開は無限に続く。
これが私の天職!と自信をもって胸を張れるようになったのも、最初の商品化を一緒に実現してくれた穂高君の力が大きい。
だから、本当を言うと、彼とは少しでも仲良く、くだけた付き合い方をしたい気持ちはあるのだけど……。