千年愛歌
俺もすぐに歌を言う。

「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」

かぐやさんの頰が赤く染まる。それは、まるで目の前の紅葉みたいだ。

修学旅行は、ゆっくりと過ぎていく。
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