ノンフィクションにご注意を
『ああ、うん…会ったよ。会ったんだけど……その………』


本当は喋りたかったけど、許斐君がどう思うか分からない……


歯切れの悪い返事をする私に首を傾げる暁深とららに、後で話すと約束し、昼休みに許斐君と話した。


んで“兄妹としてよろしく”と言って貰えて、今こうやって暁深達に昨日の事をやっと伝えたんだけど……案の定ビックリしまくる2人。


「そんな…じゃあ摩友子と許斐君も家族になるワケ?」


「うん。あっちの方が私より誕生日約1ヵ月早いから、許斐君がお兄ちゃんで私が妹になるんだって」


「摩、摩友子が許斐君の妹ぉ!?」
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