危ナイ隣人
自分が置かれた状況が理解出来なくて食い下がる私に、眉をㇵの字にしたのは近藤だ。



「その顔で淡々と言われると迫力すげーな」


「茶化さないでよ」


「茶化してねぇ。ただ、みんな心配なんだよ」



……え?


妙に真剣な目をした近藤の口から飛び出したのは、予想外の言葉。



心配、って……?



「みんな気付いてるんだからね。最近の茜ってば、明らかに様子おかしいんだもん」


「俺が見てもわかるくらい、カラ元気だったりしたし」


「だから、スイーツいっぱい食べて元気出してもらおうって4人で計画したの! テスト終わりの日は予定ないって前に言ってたから」



みんなが口々に補足して、ようやく私が今ここにいる理由を知る。


それと同時に、一気に罪悪感が押し寄せた。



「ご、ごめん。みんなにそんなに心配かけてたなんて。しかも、事情も知らずに理由を問い詰めたりして……」


「ストップ」
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