男子嫌いの夕ちゃんは、幽霊(男)と恋に落ちた!?
『男の子…嘘…そんなわけ…』
どんどんと背中に寒気と恐怖が同時に伝わって行く。
体が凍りついて行く。
足がすくんで逃げようとしても転んでしまい、動けなくなる。
タスケテの4文字も喉を通らず声にならない。
『ひゃっ!…』
すると、その私の言う事を聞かずに動かない視線の先に居た男の子が動いた。
そして、男子は此方へと近づいてきた。
すると、
『わっ!?ひっ!?人!?うわーーっ!!』
そう言って男の子は教室の隅の方へと消えていったのだった。
『今の…一体…な…何…?』
やっと恐怖の元凶が消えて声が出た私は、ひとまず逃げようと思った。
そして、私なりの全力疾走で家へと帰宅したのだった…
懐中電灯を置き去りにして…
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