氷のような彼は陽だまりのように暖かい
「今日は外に出るから支度してこい。」
「はい!」
命令口調なのにそこには柔らかさが含まれていて、そんな薫が可愛いと思ってしまう私はおかしいのだろうか。
そんなことを考えつつも、薫と出かけることが嬉しくて急いで薫の母のもとへ向かった。
「あら、由菜ちゃん昨夜はよく眠れた?」
「ぐっすり眠れました。」
探していれば運良く廊下でばったり会うことが出来た。
「今日は薫とデートよね?気合い入れて準備しなくっちゃ」
「そ、そんなっデートだなんて//」
デートという言葉にむず痒さを覚える反面、にやにやしてしまう。
