☆続☆君色〜キミイロ〜

俺たちの前方はリビング。


そこには莉緒ちゃんがちょうど
紅茶を入れたカップをテーブルに運んでいるところだった。


「…あ,こんにちわ。」


莉緒ちゃんは慌てて会釈をする。

「こんちわ〜。ツトムの…彼女?」

すると莉緒ちゃんはあまりの唐突な質問に頬を赤く染めた。


「は…はい。」


「うわっ!めっちゃ可愛いじゃん!俺のタイプ〜♪」


「こらっ!やめろっ!」


勢いで莉緒ちゃんに抱きつこうとする明人を必死に掴んだ。


だから…だから嫌だったんだよ〜(泣)



< 29 / 70 >

この作品をシェア

pagetop