☆続☆君色〜キミイロ〜

俺は水を飲むのさえ忘れる。

「明人…」


「…なんだよ。」


「お前…成長したなぁ〜!」


「は?!や…やめろっ!」


俺はまるで父親になった気分で
明人の髪をくしゃくしゃと撫でた。


「お前,バカにしてんのか!」


「してないよ。たださ,なんか
明人が素直になって嬉しくて…」

そう言うと明人は,ふっと笑みをもらした。



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