白雨の騎士
シドが部屋に戻ると、ルイがいた。
「よぉ、どこか出掛けてたのか?」
「ああ。ローズ様の誕生日会に顔を出していた。」
シドはベッドに座ると肩を回した。
「ローズ様ってルーズト家の?何でお前が誕生日会に顔出すんだ。」
「さぁな。まぁでも、ローズ様は王宮の夫人達よりかは接しやすい。」
ローズは強引だが、ハッキリとモノを言うし、いつも元気で楽しそうにしている。
そんな事を思い返しながら、シドはふっと笑みが溢れた。
「…お前、ローズ様が好きなのか?」
ルイはシドの顔を覗き込んで言った。
「何でそうなるんだよ。」
「だって女の話をしてそんな笑顔になる事ないだろ?」
そんなに笑っていたのかとシドは口を手で覆った。
「まぁ仕事命なお前も男ならたまには女に興味を持って悪いことはないぞ。」
ルイ何やらニヤニヤしながら言うと部屋を出て行った。
全く、ルイは何を言い出すのかと思えば…


