白雨の騎士
「失礼致します」
オーギストは国王の部屋をノックした。
「新しく入団致します近衛が決まりました。陛下のお申し付け通り容姿麗しい5名の青年が明日より配属されます」
オーギストは選ばれた5名のプロフィールを国王へ差し出した。
「…うむ。出来るだけ姫のそばに置くのじゃぞ」
満足そうな国王にオーギストは額の汗を拭い小さくため息をついた。
**
「ねぇ、明日から新しい近衛がお城に来るらしわよ」
「なんでも全員とってもハンサムなんだって!」
城ではシドたちのことがもっぱらの噂話になっていた。
盛り上がる侍女達の横を近衛隊のアンナと部下のロイが通り過ぎた。
「…城の女性達は新しい近衛達の話で持ちきりですね。」
ロイは少し呆れたように言った。
「近衛って言っても、顔だけで選ばれたお坊っちゃんばかりなんですよね。大丈夫ですかね?ろくに剣も使えない者たちが城の近衛を名乗るなんて。」
「ああ。」
しかしアンナはふとシドのことを思い出した。
「…一人だけ腕のいい者がいたな。。」
剣の腕はかなりのものだった。確かあの青年も入団すると聞いていたが…
オーギストは国王の部屋をノックした。
「新しく入団致します近衛が決まりました。陛下のお申し付け通り容姿麗しい5名の青年が明日より配属されます」
オーギストは選ばれた5名のプロフィールを国王へ差し出した。
「…うむ。出来るだけ姫のそばに置くのじゃぞ」
満足そうな国王にオーギストは額の汗を拭い小さくため息をついた。
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「ねぇ、明日から新しい近衛がお城に来るらしわよ」
「なんでも全員とってもハンサムなんだって!」
城ではシドたちのことがもっぱらの噂話になっていた。
盛り上がる侍女達の横を近衛隊のアンナと部下のロイが通り過ぎた。
「…城の女性達は新しい近衛達の話で持ちきりですね。」
ロイは少し呆れたように言った。
「近衛って言っても、顔だけで選ばれたお坊っちゃんばかりなんですよね。大丈夫ですかね?ろくに剣も使えない者たちが城の近衛を名乗るなんて。」
「ああ。」
しかしアンナはふとシドのことを思い出した。
「…一人だけ腕のいい者がいたな。。」
剣の腕はかなりのものだった。確かあの青年も入団すると聞いていたが…