でこぼこ。

だけど、やっぱりこうやって面と向かって話をするのは初めてで…
私は言葉を発せなかった。

「巳樹さー。」
だから、やっぱり最初に話し出したのは天君で。

「スゲー惚れてんだよ。佑にさ。」

「そ…なの?」

「ウン。だから、浮気なんてする訳ねーんだよ。」

「天君は?」

私、きっと声震えてた。

「は?オレ?オレは…」
すごいドキドキした。
顔の火照りは最高潮で、涙が出そうだった。

「オレ、一途だからなw」
そう言ってニヤッと笑った天君の顔が、今でも忘れられなくて。
それから、他愛もない話をして帰ったよね。
家まで送ってくれたよね。
暗かったから仕方なく送ってくれたのかもしれないけど、
私にとっては、一生忘れられない思い出となりました。

◆ ◇ ◆

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