溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
ズルイ男の恋
この人とは嘘がない。

誤魔化しもヘタな駆け引きもいらない

思うままにいればいいんだ

心が晴れる気がした


「許して欲しいなんて思わない。恨んでくれていい。けど、自分の気持ちだけは無くさないで欲しい。」

「恨んでません。もう、今は誰が悪いとかじゃないって思えたから。」

「そう思えるまでには相当な葛藤もあったんだろうな。お前、強いよ。」

「目を閉じて臭いものに蓋をしただけ。そして仕事に逃げた。全然、強くなんか、、、」

本当にその通りだから

優しくしてくれる慶太にずっと甘えて、縛り付けてたんだもん

そうか、、、

私、慶太に恩返しがしたかったんだ。

支えていきたいなんて格好つけて、本心は借りを作ったままが嫌なだけだったのかもしれない。

「楢岡、俺は都合良くて自分勝手で弱ってるお前につけ込もうとしてるんだ。」

「今さらです。そんなのとっくに知ってますから。」

「もし、また恋愛してもいいと思ってるならその相手は俺にしろ。」


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