溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
上目遣いで、わざとらしく舌を動かしてくる。

本当、意地悪でドSで変態で、、、それなのに、ものすごく一途だとか、甘いとか、、、

ズルい。

「俺はお前に出会えて良かったよ。」

「名前、呼んでくれないの?」

「、、、はぁ~、、、まったく。俺をどうしたいんだよ!」

「独り占めしたい」

「なんか、、、見誤ってた気がしてきた」

「どういう意味?」

「おしゃべりは終わり。もう集中しろ」

私も、、、

自分がこんなに羞恥心の塊みたいなことを言うなんて、微塵も思ってなかった。

けど、不思議。

想いを吐き出したら、どんどん溢れてくるんだもの。

でも、そのせいで東雲さんがアタフタする姿を見れるのは、私の特権。

そう考えると、尚更色んな顔をさらけ出してほしくて、紡ぎ出してるのかもしれない。


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