溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ

激情な恋より安心を

翌朝、休みだからとのんびりベッドから起き上がらずにゴロゴロしてた

最近、色々考えてたりして疲れたのかな

脳ミソも休暇が必要だよね


ボーッとしてると、枕元の携帯が鳴り出した。

あ、慶太だ。

「もしもし、慶太？どうしたの？」

「うん、今日休みだし、お昼ご飯でもどうかと思ってさ。」

「私、まだベッドだ。一時間後でもいい？」

「じゃあ、迎えに行くよ」

「ありがと。じゃ、あとで」

不思議。

慶太とは、あの告白があっても普通に話せてる。

答えを急かさない。

強引にもしてこない。

ただ、一緒に、同じ目線で進んでくれる。

だからか、慶太といると安心するのは。

ずっと、支えてくれてた慶太を、今度は私が支えてあげようかな

慶太となら、一緒に歩いていける気がする。

失う怖さよりも、今はそばにいて安心出来るから。

理由はそれだけじゃダメだろうか