俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」
「大嫌い」なんて言うはずじゃなかったけど、口から出てしまっていた。

リーバスの話も聞くべきだったのかな。でも、もう戻れない。

胸の痛みが、悲しみが、私を縛った。



悲しむクリスタルやリーバスを見ていて、俺は嬉しさを感じていた。

そう、互いに傷つけ合い、疑心暗鬼になっていけばいい。

「ロビン、協力してくれてありがとう」

俺は傷つく二人の姿を見ながら嗤い続けた。
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