そろそろ鬱陶しいから好きになってやる



「だから!!!
俺が君と2人きりで補習授業なんて好都合なんだよ。」


「琳ええやん、こんなに愛されてるなんて!!」


「…いや、言い訳ないでしょ。」



高校3年生になって、こんなことが周りに知られた瞬間に私は今後世間では生きて行けなくなる。



「何でこんなにも俺のことを拒む?」



見た目は良い。
だが、私にとってはまだ見た目だけ。

この人の中身なんてまだ知らない。


いつの間にか、周りがザワザワしてきた。
さっきから、あいつ(葦埜)が叫んでたからだろう。


…野次馬ってやつか。



「とにかく、この人との補習もパス。」


「紗倉、それは俺は許可できねーな。」



いつもいつも、何でこうもタイミング悪く鬼屋(担任)はいるんだ。


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