もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜





「唯香!」


教室に着いて中に入るなり、誰かに名前を呼ばれた私。


見ると、1年からの友達である高峯 美玲(たかみね みれい)が私の元へと駆け寄ってきた。



「もしかして、美玲も4組!?」
「そうだよ、同じ!クラス表見てこなかったの?」


まさにその通りだったけれど、私は曖昧に笑っておいた。

だって、健斗と同じクラスだったからそれで満足して、クラス表を細かく見ていなかっただなんて言えるはずがない。



「2年も美玲と同じクラスで良かった」
「私も!2年になってもよろしく」


今年のクラス運はすごく良かったと思い、心から笑顔がこぼれた。


美玲も同じように笑ったけれど、その笑顔は本当に大人びていて綺麗だった。

美玲は名前の通り、大人の雰囲気を持つ美人で、2年生には見えない。

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