もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜



「急がなくてもなくならねぇから」
「う、うん……そうだよね」


健斗は穏やかな表情で私を見つめてきた。
その優しい瞳にも、胸がドキドキして。


「やっぱ唯香は甘いやつ?」

「そ、そうだよ!甘いのじゃないとダメ!
健斗は惣菜系のクレープ?」


あのハムやレタスが巻かれてあるクレープのことだ。


「まあ食べるならそうなるな」
「せっかくだし食べようよ!」


恋人らしく食べあいっこ……なんて言いながら、恥ずかしいのは私だからできないのだけれど。

< 217 / 269 >

この作品をシェア

pagetop