もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
図書室の、天使?
「知らない?一年の時、鈴野ちゃんが図書委員の仕事していて、その様子があまりにもかわいくて美しくて“天使だ”って言われてるの」
初耳だった。
だって、私が天使……?
あり得るわけがない。
「俺も何回かお目にかかったことがあるけど、今年も見られるなんてな」
「それに今は目の前にいるんだぜ!」
なぜ私が目の前にいるだけでふたりが喜んでいるのか。
私にはわからないから次の言葉を待つ。
「ということで、これは何かの縁だ!」
「鈴野ちゃん、俺らと友達になろう!」
「と、友達……?」
私は先輩たちのことを知らない、というのに。
なぜか初対面なのに“鈴野ちゃん”と呼ばれていた。