もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
「そう、友達!」
「で、でも私は2年で……」
「そんなのいいから!」
2年の私が先輩と友達という関係になるだなんて、恐れ多い。
さらに相手は男子。
そんなの無理だ。
断ろうとするけれど、相手は諦めてくれなくて。
「ほら、まずは連絡先でいいから!」
「今度、どっか遊びに行こうよ。奢るからさ!」
スマホを取り出され、何やら操作を始めてしまった。
まぁ、連絡先くらいなら……と思い、私もスマホを取り出そうとしたら。
「……唯香」
大好きな人の声が聞こえてきて。
最初は幻聴だと思いつつ、パッと視線を階段の下に向ければ……なんと、職員室に行っていたはずの健斗の姿があった。