もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
「……っ」
「何、その反応」
きっと、今の私の顔が赤いのだろう。
健斗がそのことに対して聞いてきた。
「な、なんでもない」
「じゃあなんでこんなに顔赤いんだ?」
健斗の手が、私の頬に添えられる。
抱きしめられるのも、こんな風に触れられるのも初めてで。
顔がさらに熱くなり、ドキドキと胸の高鳴りも止まらなくなってしまう。
「そんなの、わからない」
「嘘だな。さっき何考えてた?」
口が裂けても言えない。
「い、言えない……」
「俺に隠し事?」
その時、健斗が私に額を合わせてきて。
もうすぐそこにある健斗の顔。
ドキドキするって言葉じゃ足りないくらい、心臓の音がうるさくてたまらない。