僕の1番大切な人
そのまま、僕は客間に通されて、そこで休むことになった。

泊まるのは2回目だけど、かなり久しぶりだ。


ただ、2人きりは...


初めてだ。


姉さんにおやすみと言って、僕は早々と布団に入った。

何も手につかなかったから…

真っ暗な部屋の天井を見て、僕は思った。


姉さん...


僕のこと、どう思ってるの?


ずっとずっと抱えてきた思い。


あなたを好きでいるのは、いけないこと?


毎日、あなたを想っていてもいい…?


いろんな答えの出ない問題を、自分自身に投げかけてみても、切なくなるだけ。


もう、今日は、眠ろう。


何も考えず、ただ、眠ろう。








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