思いは海の底に沈む【完】
帰るとグラスが散らばっていた




美代子さん、また暴れたのか…。





リビングに入ると服は散らばり
ソファの上に寝転んでる美代子さんがいた

しゃがんで美代子さんに話しかける






『美代子さん、ただいま。今日のデートどうだった?』

「湊…!最悪よ!あの男…。私の年をどこからか嗅ぎ付けてオバサンだなんて…。こんなに綺麗なのに…」

『そっか。美代子さんはこんなに美しいのにね』




美代子さんを抱き締めると背中に手が回り抱き締められた



「うっうぅ…」

『俺だけはずっと美代子さんの味方だからね』

「湊ぉ…」





美代子さんは俺を押し倒した

美代子さんに濃厚なキスをする





美代子さんが帰ってきた日は必ず、美代子さんを抱く




俺と美代子さんは公には言えない関係

これがこれが可笑しいことだって分かってる



でも俺たちにはこれしかないんだ。これしか…
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