狼を甘くするためのレシピ〜*
***
次の日は晴れた。
朝のうちこそ曇りがちだったが、午後からは家に籠っていては勿体ないような秋晴れの青い空が広がっている。
「さあ、今日も出かけよう」
早速また叔母の車を借りて、郊外へドライブに出かけることにした。
特に目的があるわけではないが、景色のいい道をのんびりと走り、気になった店があれば入って、公園でのんびりとコーヒーでも飲む。
そんなことが今は楽しくて仕方がない。
叔母の車は国産の白い小型車で、お手頃価格が売りの大衆車。
目立たないのが丁度いい。
運転席に乗り込む前に、ガラスに映る自分を覗き込むと、
ど近眼メガネをかけた影のある疲れた顔の女が、ジッと見つめ返していた。
着ている服は、昨日見かけた量販店で買った安物。
あえて選んだ個性もへったくれもない中途半端な丈のロングシャツにデニムのパンツ。黒い帽子も含めて、暗い顔によく似合っている。足元だけはお気に入りのスニーカーだが、まあこれくらいは問題ないだろう。
満足げに口元を歪め、蘭々は車のドアを開ける。
次の日は晴れた。
朝のうちこそ曇りがちだったが、午後からは家に籠っていては勿体ないような秋晴れの青い空が広がっている。
「さあ、今日も出かけよう」
早速また叔母の車を借りて、郊外へドライブに出かけることにした。
特に目的があるわけではないが、景色のいい道をのんびりと走り、気になった店があれば入って、公園でのんびりとコーヒーでも飲む。
そんなことが今は楽しくて仕方がない。
叔母の車は国産の白い小型車で、お手頃価格が売りの大衆車。
目立たないのが丁度いい。
運転席に乗り込む前に、ガラスに映る自分を覗き込むと、
ど近眼メガネをかけた影のある疲れた顔の女が、ジッと見つめ返していた。
着ている服は、昨日見かけた量販店で買った安物。
あえて選んだ個性もへったくれもない中途半端な丈のロングシャツにデニムのパンツ。黒い帽子も含めて、暗い顔によく似合っている。足元だけはお気に入りのスニーカーだが、まあこれくらいは問題ないだろう。
満足げに口元を歪め、蘭々は車のドアを開ける。