大嫌いの裏側で恋をする
「うまくいきそうにないって思ってました?」
「あ? いや、別にお前と合わないって意味じゃねーけど」
「? とりあえず、もう来てくれてるんですから何とかしますよ。 私の方はわりと好きなタイプなんで」
その言葉に、一瞬驚いたような顔を見せて。
次に、笑顔を見せてくれた。
「さすがだな」
って、高瀬さんが褒めるような言葉をくれた直後。
「あ〜! 俊平くん、おかえりなさぁい! 待ってた〜!!」
さっきの私に負けない勢いで入ってきた間宮香織が、高瀬さんの腕を引き、立ち上がらせる。
「痛ぇな、なんだよ」
「今日こそ一緒に帰ろぉよ〜! あたしがここに来てから1回も相手してくれないんだから」
「引っ張るな!」
と、怒りながらも立ち上がって間宮香織が引っ張る方へ。
渋々とだけど歩き出そうとする高瀬さん。