『未成年』なんていらない
すると、岸本はレムの問いに即答した。

「そいつが先生を誑かしたからよ。」

「…え…?」

ひなりの心臓がどくんと強く脈打った。
レムは驚いた顔で岸本を見つめている。

「ぷっ…あははは!何その顔ウケる!…成瀬、うちら知ってるんだからね?あんたが夏休みの補習の日、保健室で玲眞先生を襲おうとしたこと!」

岸本の声がクラス中に響いた。

「わ、私は…襲おうとなんてしてない!みんな、誤解しないで……」

ひなりは岸本の話を否定しようとクラスメートに呼びかけた。
しかし皆、ひなりと目も合わせてくれなかった。
< 127 / 172 >

この作品をシェア

pagetop