約束~悲しみの先にある景色~
「ちょっと待って、嘘ばっかりつかないで貰えるかな?僕はトユンが瀬奈ちゃんと会って欲しいって言うからついてきたの」
すると案の定、楽人さんは眉をひそめて言い返して。
「え?ヒョンこそ嘘つかないで貰えますかぁ?」
「いやいやいや、何言ってるの?」
2人共笑っていて口調は少し鋭めだけれど、何だか目だけで何かを伝え合っている様な、そんな気がした。
『…これが~僕と君の~約束~~……』
すると、タイミング悪くトユンさんのスマホから着信音が鳴り響いた。
さっとスマホを取り出して、
「ハルヒョンだ…ヒョンの作った料理不味いって言ったのがばれたかも無理怒られる」
と、かなり大きめの独り言を呟いた彼は、
「ごめんなさい2人共、ちょっと話して親睦を深めてて下さい」
慌てた様に私の部屋から飛び出して行ってしまった。
「え、待っ……!」
アイドルの方と2人きりにされて、何の話題も思いついていない私が慌てて彼を呼び止めようとするけれど。
「ヨボセヨ……?…え、ごめんなさいごめんなさいいいっ!違います、これには理由があるんですって!」
既に通話を始めてしまった彼の耳に私の声が届く事はなくて。
(どうしよう緊張なんてもんじゃないんだけど……)
すると案の定、楽人さんは眉をひそめて言い返して。
「え?ヒョンこそ嘘つかないで貰えますかぁ?」
「いやいやいや、何言ってるの?」
2人共笑っていて口調は少し鋭めだけれど、何だか目だけで何かを伝え合っている様な、そんな気がした。
『…これが~僕と君の~約束~~……』
すると、タイミング悪くトユンさんのスマホから着信音が鳴り響いた。
さっとスマホを取り出して、
「ハルヒョンだ…ヒョンの作った料理不味いって言ったのがばれたかも無理怒られる」
と、かなり大きめの独り言を呟いた彼は、
「ごめんなさい2人共、ちょっと話して親睦を深めてて下さい」
慌てた様に私の部屋から飛び出して行ってしまった。
「え、待っ……!」
アイドルの方と2人きりにされて、何の話題も思いついていない私が慌てて彼を呼び止めようとするけれど。
「ヨボセヨ……?…え、ごめんなさいごめんなさいいいっ!違います、これには理由があるんですって!」
既に通話を始めてしまった彼の耳に私の声が届く事はなくて。
(どうしよう緊張なんてもんじゃないんだけど……)