約束~悲しみの先にある景色~
恐る恐る、ベッドの方に視線を向けると。
「ふっふふ……あいつ、春馬にっ…怒られてるんだけどっ……、可哀想なトユンっ…!」
私のあまり使っていない枕を抱きかかえ、声を抑えて1人笑っている楽人さんが居た。
「あの、何でトユンさんは怒られてるんですか?」
その姿を見て少しだけ緊張が解れた私が聞いてみると。
「ひひひっ……あ、それはね、」
楽人さんが口を開いて、それと同時に、
「だからぁ、色が白いカレーなんてこの世にありますかぁ?ヒョンが作ったのは見た目シチューなのに、味が無かったんですよ味が!」
『俺が作ったのはカレーだって何度も言ってんだろうが』
「カレー粉入れました?絶対入れてないですよね、じゃないとあんなに白くなりませんって!…それに、具がじゃがいもとお肉だけだったじゃないですか!」
『いや、カレー粉が運悪くその場に無かったんだよ。…あの具でも食べれただろお前、俺は美味かったぞ』
「ヒョンの感想なんて聞いてません!」
少し開いたドアから聞こえるトユンさんの笑いを堪えた声と、スピーカーフォンで至って真面目に返答する春馬さんの声が聞こえた。
(カレーが白い…?一体どうやって作ったんだろう)
どうやら、私と楽人さんの考えた事は同じらしく。
「ふっふふ……あいつ、春馬にっ…怒られてるんだけどっ……、可哀想なトユンっ…!」
私のあまり使っていない枕を抱きかかえ、声を抑えて1人笑っている楽人さんが居た。
「あの、何でトユンさんは怒られてるんですか?」
その姿を見て少しだけ緊張が解れた私が聞いてみると。
「ひひひっ……あ、それはね、」
楽人さんが口を開いて、それと同時に、
「だからぁ、色が白いカレーなんてこの世にありますかぁ?ヒョンが作ったのは見た目シチューなのに、味が無かったんですよ味が!」
『俺が作ったのはカレーだって何度も言ってんだろうが』
「カレー粉入れました?絶対入れてないですよね、じゃないとあんなに白くなりませんって!…それに、具がじゃがいもとお肉だけだったじゃないですか!」
『いや、カレー粉が運悪くその場に無かったんだよ。…あの具でも食べれただろお前、俺は美味かったぞ』
「ヒョンの感想なんて聞いてません!」
少し開いたドアから聞こえるトユンさんの笑いを堪えた声と、スピーカーフォンで至って真面目に返答する春馬さんの声が聞こえた。
(カレーが白い…?一体どうやって作ったんだろう)
どうやら、私と楽人さんの考えた事は同じらしく。