白百合
しかし私のその呼び掛けには反応せず、後ろを振り返ってこういった。
「ほら、あんたが紹介して欲しかった可愛いイモウト。ここに居るから。可愛がってあげなよ。
私はこれから亮くんとデートだから。ごゆっくり〜」
その言葉に顔を上げるとニヤニヤした男がいて。
「可哀想に……こんなオネエチャンより優しくしてやるよ」
そう言って近づいてくる男を見て、
ああ、姉の復讐なんだと思った。
私がお母さんに似てしまったから。