愛しい君を殺したのは誰?
『隼人…私のこと好き?』

えっ!?

『…うん、好きだよ、奏は?』

『私も好き。隼人、このままずっと傍にいて…お願い』

そういって、奏は、自分から僕に体を寄せてきた。

僕らは、それから長い時間、体も心も愛し合った。

白く透き通った体を抱きしめたまま、濃密で特別な夜を過ごした。

まさか、こんな日が来るなんて…

まだ目の前の現実を、全て理解出来ずにいた。

ただ、夢中で、僕は、奏と抱き合った。

もう、絶対に離さないから…



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