愛しい君を殺したのは誰?
かなり時間をかけて、ゆっくり歩いた。

ようやく、待ち合わせ場所についた。

しばらく僕は、大きめの石の上に座って、川の流れを見ていた。

あまりに綺麗なその川の水は、太陽の光を浴びて、僕の前をサラサラと通り過ぎていった。

いろいろ考えているだけで、あっという間に時間が過ぎた。

山下さんの声が聞こえた。

『ごめん、待たせて』

『すみません、本当に突然』

山下さんは、首を横に降って僕の隣に座った。

『久しぶりにこの場所に来たわ…昔、隼人君と奏ちゃん、よくここで遊んでたやんね』

『はい…』

『聞きたいことって…なんなん?』

山下さんの関西弁が心地良かった。

懐かしい…








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