Open the door -運命の彼は日本代表?-
「みなみ、好きだよ」
「私も、好き」
電話を切る前に、毎回のように瑛人が言ってくれる歯の浮くようなセリフ。
初めは恥ずかしくって仕方なかったのに、素直な気持ちで返事が出来るようになったのはいつからだったっけ。
時々、瑛人につられて自分でも甘い蜜のような言葉を囁いたりして……。
もう、これ、傍から見たら完全にバカップルだ。
だけど、瑛人の砂糖菓子みたい口当たりの良い言葉も、私に向けられる真っすぐな気持ちだって、嘘なんかじゃない。
そう、信じることが出来るようになって、気づいた時には私は瑛人を好きになってた。
初めて、『瑛人が好き』と気持ちを伝えた時、受話器越しに分かる程に瑛人が喜んでたこと、今でも鮮明に覚えてる。