殺戮合宿〜モンスター〜
『あぁ。2階に武の部屋を見つけた。部屋中呪いの本で溢れてた』


「嘘……」


その本の中に、今回の呪いに関係する書物もあるのかもしれない。


真相に近づいて来て、あたしは唇を舐めた。


『それに、あいつの日記も見つけた』


「日記!?」


安藤先輩がなにか記録として残しているかもしれないということだ。


もしかしたら、呪いを止める方法もわかるかもしれない!


『あいつ、家で虐待を受けていたみたいだ』


「え?」


また、予想外の言葉だった。


『真冬に水風呂に入れられたり、ご飯を食べさせてもらえなかったり、そんなことが事細かに書かれてた』


それが安藤先輩の心の闇?


『それに、学校生活も上手く行ってなかったみたいだ。映画部にいるときは気が付かなかったけど、毎日イジリを受けていたらしい』


「そうなんだ……」
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