殺戮合宿〜モンスター〜
ノブは回るけれど、ドアの向こうに何か重たい物を置かれているため、開かないのだ。


先生の声は絶え間なく聞こえて来る。


「なんで!?」


焦ってドアを思いっきり押してみるが、やはりびくともしなかった。


「浅野先生が、わざと俺たちを閉じ込めたんだ」


気が付いたように俊和が言った。


「え……?」


「先生は気が付いてたんだ。化け物がどんどん近づいて来ていることに。3人いても太刀打ちできないと思って、それで俺たちだけこの部屋に逃がしたんだ!!」


そんな……。


もしそれが本当だとしたら、浅野先生は1人で死ぬまで戦い続けるつもりだ。


「浅野先生! ここを開けてください!!」


あたしは声の出る限り叫んだ。
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