ファイヤークイズ
春香の母親はそう言い、また笑い声を上げた。


幸平の家なんかよりも、もっともっと大きな存在があたしたちをゲームのコマにしているということだ。


国。


そんな言葉が浮かんできた。


国がこのクイズを黙認しているからこそ、助けが来ないのだ。


「このクイズでこの学校の闇をすべて暴く! それが主犯格の目的! 私はそれを推薦する!」


春香の母親がそう言った次の瞬間だった。


ズンッと体が重たい感覚がした。


一気に眠気が押し寄せて来る。


周囲はこれほど熱いのに、眠気に抗う事ができない。


⦅ファーヤークイズ午前の部、お楽しみいただけましたか!? 午後の部開始まで、今しばらくお待ちください⦆



『ファイヤーゲーム2へつづく』

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