私の中にキミがいる限り
「ミッキー!」


あたしはすぐに駆け出した。


「おはよう美紗っち」


「朝からミッキーに会えるなんてラッキーだなぁ」


「なに? 美紗っちは俺に会いたかった?」


小首をかしげてそう聞いてくるミッキーにあたしは少しだけ顔が熱くなるのを感じ、そっぽをむいた。


「両親とちゃんと話ができたよ」


そして保健室登校を許されたと説明すると、ミッキーはまるで自分のことのように喜んでくれた。


「本当に? よかったね美紗っち。これで毎日元気に学校へ行けるね」


そう言い、あたしの手を握ってブンブン振る。


「今日は一緒に学校まで行ってあげるよ」


子供の様にはしゃぎながらそう言うミッキーに、あたしはほほ笑んだのだった。
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