もののけ会社と甘いキス。

私は、驚いたが
前みたいに抵抗はしなかった。

気持ちを伝えた後だからだろうか
自分もキスをしたくて仕方がない。

何度も唇を重ねた。

妖怪と結ばれたらダメだと母達が言うが
社長が好き。
彼を愛してしまったのだ。

この気持ちに嘘をつけなくなっていた。

その後、会社に戻ると三津谷さんが
慌ててこちらに来た。

多忙な社長は、そのまま行ってしまったが
私の心は、まだドキドキと高鳴っていた。

少しでも通じ合えた気がしてならない。

浮かれる気持ちを必死に抑えて
私は、残りの仕事をこなす。と言っても
サボってしまったから
片付けるのに時間が、かかってしまったが。

定時の時間が過ぎてしまった。

大変……早く帰らなくちゃあ‼️
今日から司がウチに来るのだった……。

私は、使った資料を片付けるために
急いで資料室に向かった。

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