もののけ会社と甘いキス。

「私は、別に争いことをしたい訳ではないわ。
ただ……娘を返してほしいだけ。
返してくれたら、すぐにでも立ち去るわ」

「返すも何も俺から響を取り上げておいて
何を言っているんだ……?」

「どういう……こと?」

社長の発言に驚く母。

すると蝶になった美音が
ひらひらと母のもとに飛んできた。 

「あれは……美音!?」

美音は、ひらひらと母のところに来ると
式神モードの姿に変えた。

「響子様。大変です‼️
響がヴァンパイア一族にさらわれました!?」

必死に母に助けを求めた。

「どういうこと……!?」

「ヴァンパイア一族ってどういうことだ!?
もっと詳しく話せ‼️」

社長も焦りだす。
美音は、すぐに私からの伝言を伝えた。

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