Shooting☆Star
驚いた百香の表情は近すぎて見えない。
彼女の右手が抗議するように祐樹の腕を掴む。
そのまま強く抱きしめるようにして、百香を部屋の中に押し込んだ。
素早く後ろ手で窓とカーテンを閉める。
「ちょっと!今のなに!!」
祐樹の腕を逃れて、涙目で抗議する百香に、祐樹は「ごめん」と素直に謝った。
「でも、これくらい念押ししとかないと」
--だって、こんな時でもないとキスとか出来ないでしょ。--
出かけた言葉を飲み込んで、
「これ以上はしないから。」
自分を収める為に宣言する。
「当たり前でしょ!……もう!!寝る。」
こちらに背を向けてソファーに丸くなる百香に、毛布を掛ける。
「ごめん。……おやすみ。」
リビングの灯りをギリギリまで小さくして、寝室に入る。
ベッドに仰向けに寝転がって、顔だけに布団を掛ける。百香への気持ちを抑えられない自分に対して、罪悪感とか嫌悪感とか、黒い感情に支配されそうになる。
何やってんだ、オレ。
そこまですること、ないだろ。
ああ、でも、いっそ叶わないなら、欲望だけ満たして、嫌われてもいいかもな…。
急激な眠気に襲われながら、ぼんやりした頭でぐるぐると考える。
何考えてんだ、オレ……そんなのいいわけないだろ……。
彼女の右手が抗議するように祐樹の腕を掴む。
そのまま強く抱きしめるようにして、百香を部屋の中に押し込んだ。
素早く後ろ手で窓とカーテンを閉める。
「ちょっと!今のなに!!」
祐樹の腕を逃れて、涙目で抗議する百香に、祐樹は「ごめん」と素直に謝った。
「でも、これくらい念押ししとかないと」
--だって、こんな時でもないとキスとか出来ないでしょ。--
出かけた言葉を飲み込んで、
「これ以上はしないから。」
自分を収める為に宣言する。
「当たり前でしょ!……もう!!寝る。」
こちらに背を向けてソファーに丸くなる百香に、毛布を掛ける。
「ごめん。……おやすみ。」
リビングの灯りをギリギリまで小さくして、寝室に入る。
ベッドに仰向けに寝転がって、顔だけに布団を掛ける。百香への気持ちを抑えられない自分に対して、罪悪感とか嫌悪感とか、黒い感情に支配されそうになる。
何やってんだ、オレ。
そこまですること、ないだろ。
ああ、でも、いっそ叶わないなら、欲望だけ満たして、嫌われてもいいかもな…。
急激な眠気に襲われながら、ぼんやりした頭でぐるぐると考える。
何考えてんだ、オレ……そんなのいいわけないだろ……。