Beast Love
「中川さん、大丈夫? 荷物持っておこうか?」
つぶらな瞳で私の存在を確認したおばあさんは、くしゃりとシワを深くして笑った。
「おお、天音さんのお孫さんの、ノゾミちゃんかい。こないだはどうもありがとうねぇ、朝からゴミ出しを手伝ってもらって」
いつぞやのお礼を述べてまったりと談笑し始めるおばあさんに、地団駄を踏む。
「もー、いいっていいって、そんなこと。それよりホラ、早くしないと、綺麗な着物が雨で駄目になっちゃうよ?荷物持ってあげるからさ、」
受け取ろうとした風呂敷に包まれた荷物は、横から伸びてきた逞しい腕にヒョイと奪われてしまった。
驚きつつ振り向けば、私たちが濡れないように片手で傘を差し出す青龍院くんが。
「天音さんも雨に濡れてる。風邪引くぞ。荷物も重そうだし、持っててやるよ」
彼が自分から意図してやって来た、というよりは、私が巻き込んでしまったと言った方が正しいような表情である。
つぶらな瞳で私の存在を確認したおばあさんは、くしゃりとシワを深くして笑った。
「おお、天音さんのお孫さんの、ノゾミちゃんかい。こないだはどうもありがとうねぇ、朝からゴミ出しを手伝ってもらって」
いつぞやのお礼を述べてまったりと談笑し始めるおばあさんに、地団駄を踏む。
「もー、いいっていいって、そんなこと。それよりホラ、早くしないと、綺麗な着物が雨で駄目になっちゃうよ?荷物持ってあげるからさ、」
受け取ろうとした風呂敷に包まれた荷物は、横から伸びてきた逞しい腕にヒョイと奪われてしまった。
驚きつつ振り向けば、私たちが濡れないように片手で傘を差し出す青龍院くんが。
「天音さんも雨に濡れてる。風邪引くぞ。荷物も重そうだし、持っててやるよ」
彼が自分から意図してやって来た、というよりは、私が巻き込んでしまったと言った方が正しいような表情である。