ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
ズルい、ズルい!!!
ユミのお祝いを選びに行こう、だなんて私が断る訳ないじゃない。
「おっせーよ!!」
「ご、ごめん」
私の家の前で待つのは、昨日と同じ様に車に乗ったダイの姿だ。
「いくぞ」
「……」
やけに偉そうなダイはエンジンをかけて車を発進させる。
昨日の服装というか、ユミに借りた洋服のまま出掛ける事なんて出来ないから、一端 家に帰ってから待ち合わせをしたのだ。