愛してるから、私を忘れて。



「桜ちゃん、自分を責めないで?」


「っ・・・。でも・・・。」


「ねぇ、桜ちゃんはまだ菜花のことが好き?」


「っ、はい。ずっとずっと、菜花の親友です。」


私がこんなことを言っていいのかわからないけれど、私の中で、菜花はずっとずっと親友だから。


「そう、じゃあ、これを受け取ってくれる?」


そう言って、おばさんから渡されたのは手紙だった。


「菜花からよ。読んでほしいの。」


「・・・ありがとうございます・・・。」


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