大好き、だからずっと一緒にいたい·····
『これからの撮影、上手く行くように、悠介と香ちゃん。あとは、スタッフ何人か』

悠介君、誘われたんだ。

どうしよう…

私は思わず向こうにいる悠介君を、チラッと見た。

そしたら、悠介君がうなづいたの。

行こうって合図だよね。

『あ、はい。ぜひ、よろしくお願いします』

私は、佐竹さんに言った。

『良かった。じゃあ、撮影早く終わらせて行こう』

なんか、痛い視線を感じて振り返ったら、麻里さんが私を睨みつけていた。

嘘…

麻里さん、誘われてないの?

後で誘うつもりかな、佐竹さん。

私は、佐竹さんに、髪型を整えながら、それとなく聞いた。

『すみません…麻里さんも行かれますか?』

『ああ、ごめん、君から声かけといて』

えー!

私からなんて無理だよ。

『すみません…出来たら佐竹さんから…』

申し訳なさそうに言ったら

『…そうだね、わかった。後で声かけるよ』

って、優しく言ってくれた。

余計なお世話だけど、麻里さんがいかないのに、私が行くわけにはいかない。








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