大好き、だからずっと一緒にいたい·····
麻里さんや香さんのことは、悠介君には言えない。

佐竹さんにも…

私が耐えるしかない…

『何やってるのかな…私』

思わず、つぶやいてしまった。

悠介君と佐竹さんに告白されて、いい気になってたのかな…

そんなつもりは無かったけど…

でも、気持ちがフラフラしてたのは確か。

だから、バチが当たったの?

点滴が終わるまで、もう少し時間がある…

少しだけ、ほんの少しだけ眠ろう。

頑張ってるみんなに申し訳ないけど、眠りたい。

今は、何もかも忘れて…

1時間くらい眠ったかな…目が覚めた時には、びっくりするくらい、スッキリしていた。

『良かった…』

先生は、しばらくゆっくり休みなさいって言ってくれたけど…

そういうわけにはいかなかったから…

私は仕事に戻るため、タクシーに乗った。

悠介君に会いたい…








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