大好き、だからずっと一緒にいたい·····
悠介君は、そっと手をほどいて、私から1歩離れた。

そして、私を見つめた。

悠介君は、泣いてる私の頭をなでてくれた。

顔を覗き込んで、ハンカチで優しく涙も拭いてくれたの。

きっと、汚い顔してる…

恥ずかしいからあんまり見ないでって思った。

でも、悠介君は、私をじっと見て…

そして、ゆっくりと私の顔に近づいて来た…

自然と目を閉じたら、唇に、柔らかい感触を覚えた。

悠介君の唇。

本当に優しくて、柔らかくて、ロマンチックなキスだった…

離れたくない。

ずっと一緒にいたいよ…

でも…

言わなくちゃ…ね。

ゆっくりと唇を離して、私は、うつむいたまま、少し悠介君を押した。

『悠介君に、言わなくちゃいけないことがあるの』

泣いてる場合じゃないよね、勇気ださなきゃ。

自分に言い聞かせた。

『私ね…私、悠介君とこれから一緒にいられない』

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