大好き、だからずっと一緒にいたい·····
『でも、やっぱり悠介君はまだ日本にいて。このタイミングが正しいのかわからないし、今はまだ早い気がするの』

『…綾音は、俺と一緒にいたくないの?』

『ううん、それは違う。一緒にいたいよ、ずっと一緒に。だけど、現実を見たら、やっぱり一緒には…』

『だったら、悩むことないだろ。俺はお前を手放す気は無い。絶対に誰にも渡さない。俺はお前をあきらめない』

『悠介君…』

『ヤケになってるわけじゃないんだ。俺は、ちゃんと夢を掴む。綾音もあきらめない。何よりも…俺が綾音と一緒にいたいんだ。一生そばにいたい』

私は、悠介君の言葉にいつも弱い。

告白の時だって…

この人の言葉には、きっと魔法がかかってるんだね…

私は、悠介君を信じるって決めたのに、悠介君と離れる選択をしてしまった。

なのに、悠介君は、私を…

あきらめないって、最初から一貫して言ってくれてるんだ。

信じよう、この人についていきたい。

私も、決心した。

一緒にアメリカに行くって。
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